WORLD DREAM BASEBALL 2023 in NAGOYA

長嶋茂雄賞

WORLD DREAM BASEBALL 2023 in NAGOYAでは、特別個人賞として「長嶋茂雄賞」を設置します。
長きにわたり巨人の4番打者として活躍した長嶋茂雄大会名誉顧問の打撃力にあやかり、大会を通じて一番打率の高い選手に贈ります。

世界身体障害者野球大会に向け、猛暑の中選手の皆さんは練習に取り組んでいますね。
 3月に行われたWBC大会で日本は米国のメジャーチームを破って優勝。日本列島が歓喜に包まれました。
その熱気のバトンを引き継いだ皆さんのプレーを、今度は名古屋で見せてください。
 今回、参加全選手を対象に最高打率をマークした選手に「長嶋茂雄賞」が贈られるとのお話を、大会関係者よりいただきました。
 皆さんの個性が大いに発揮され、野球と向き合う姿に多くの方が「野球は素晴らしい」と感じるはずです。
 選手の皆さん、自分のベストを尽くし、勝利を目指して頑張ってください。

大会名誉顧問 長嶋茂雄 氏 メッセージ

 第5回世界身体障害者野球日本大会が5年ぶりに開催されることになりました。世界中を騒がせた新型コロナウイルスの影響で、2018年以来の開催です。大会開催実現に努力を重ねてこられた関係者の皆様にお慶び申し上げます。

 名古屋は今回初めての開催となります。プロ野球中日ドラゴンズの本拠地でもあり、名古屋をはじめ、愛知、岐阜、三重などこの地域は昔から野球熱が盛んなことはよく知られていました。今回の身障者野球にも関心を高める方が多いと思います。

 今回の参加する5つの国と地域は米国、プエルトリコ、大韓民国、台湾、日本です。このチームを相手に勝ち抜くにはどうすればよいのか。

 3月に行われたワールドベースボール・クラシック(WBC)を思い出して下さい。日本は大会前から”世界一”を目指す、と目標を掲げ熱戦の末、狙い通り、アメリカとの決勝戦を勝ち抜き、14年振り3度目の優勝を決めました。日本列島は久しぶりに野球で盛り上がりました。野球の楽しさ、面白さを改めて知った子供たちも多かったと伝えられています。

 選手全員、何が何でも勝ち抜くと強い意欲をもってチーム一丸となったことも勝因の一つでしょう。今年1月に車いすテニスの国枝慎吾さんが2006年世界1位になって17年、最後まで世界1位のまま現役を引退、3月にパラスポーツ界から初めて国民栄誉賞を授与されました。彼は自分のラケットに「俺は最強だ」と書き続けていたといわれます。チームで戦う野球も同じです。選手それぞれが「自分のベストを出し切ろう」と取り組めば、チームの力は必ず向上します。

 WBCに続いて第5回大会が大いに盛り上がることを願っております。

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